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ピアノは鍵盤楽器の一種である。元々は、イタリア語で「弱い音と強い音」という意味の「ピアーノ・エ・フォルテ」と呼ばれた。 据え付けて用いる大型の楽器で、横に並んだ鍵を指で弾くと、鍵に連動したハンマーが対応する弦を叩き、音が出る。音域が非常に広く、標準的には88鍵を備える。 クラシックオーケストラの持つ音域のほぼ全てを内包しているので、西洋音楽のほとんどの曲は、ピアノ曲に編曲して演奏することができる。よって小中学校の音楽教師はピアノが弾ける者がほとんどである。 17世紀後半に、イタリアのバルトロメオ・クリストフォリ(Bartolomeo Cristofori) が発明したとされる。1709年に発明されたという説が一般的に語られているが、これは確定的なものではない。
発明当時の正式名称はイタリア語でクラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ (Clavicembalo col piano e forte) で、クラヴィコードの表現力とクラヴィチェンバロ(チェンバロのこと)の音量を併せ持ち、弱い音(ピアノ)も強い音(フォルテ)も表現できることに由来する。 グランドピアノでは弦を覆う上蓋(大屋根)がついており、これを持ち上げることによってより豊かな音量を出すことが出来る。これは支え棒によって斜め約45度に固定され、これにより鍵盤に対して右方向に音が指向性を帯びる。このため、演奏会場では客席に向かって音を発するため、客席に向かって左側に鍵盤が置かれることになる。
ピアノの奏法は、最初はチェンバロのそれの流用であった。しかしながら、チェンバロよりも残響が長い楽器では、音を続けて演奏する奏法がより効果的であるため、レガートに演奏する方法が生み出されていく。レガート奏法はクレメンティ(現在ではこの説に異議が唱えられている)によって開発されたとされ、それまで2本の指を交互に使って切れ切れに音階を演奏していたのを3本ないし4本の指を使い、親指が他の指の下に位置する指遣いによって完全なレガートを作り上げた。ピアノは1人だけでなく、2人が座って高音部と低音部を弾き分けることも可能である。これを連弾という。 カミーユ・サン=サーンスの「交響曲第3番『オルガン付き』」では、第4楽章においてオーケストラ内のピアノが連弾で用いられる。(しかし主役はオルガンであり、そちらの方がずっと目立つ。)また一般的な2人で演奏する4手連弾のほかに、3人で演奏する6手連弾もラフマニノフなどの楽曲に作例が見られる。
2台ピアノ
ピアノを2台並べて演奏する方法。連弾よりも音量において勝り、また奏者が2人とも音域に制限されずに演奏できる利点がある。その反面、音が混ざり易く、雑多に聞こえ易いという短所もある。
ピアノ協奏曲
ピアノ協奏曲とは、ピアノをオーケストラの前面、指揮者の横に置いて、オーケストラを伴奏としてピアノが主役で演奏するオーケストラの演奏形式である。指揮者自身がピアノを演奏しながらオーケストラを指揮する場合もある。
まれに2台のピアノとオーケストラのための協奏曲も存在する。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの『ピアノ協奏曲第10番』、フェリックス・メンデルスゾーン(2曲)、 フランシス・プーランクの曲が有名。モーツァルトには3台用の協奏曲『ピアノ協奏曲第7番』もあるが、彼自身による2台用編曲が演奏される機会が多い。 さらにまれな例としては、4手連弾とオーケストラのための協奏曲というものがあり、カール・ツェルニーが数曲作曲している。






















